【サヤトレ通信 第1736号】

株式会社サヤトレの増田です。

本日は「サイバーセキュリティー」をテーマにお届けします。

10月9日に東京証券取引所にて
大きなシステム障害が発生しました。

証券会社が本来であれば約定していたはずの
売買注文をその後に成立させる件数が
10万件規模になる事がニュースになっています。

■東証システム障害、注文の事後処理10万件 損失発生も
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36595830X11C18A0MM8000/?nf=1

今回のシステム障害はネット証券ではなく
総合証券会社に多く影響しています。

今回の東証の障害は、海外の高速取引業者が
メリルリンチ日本証券を通じて、取引発注とは異なる
あり得ない大量のデータを東証に配信した事が原因です。

■システムをダウンさせる大量データを送ったメリルリンチ

■システムを落としてしまった東京証券取引所

■顧客の注文を受ける事が出来なかった証券会社

■注文が通らなかった投資家(自己責任)

今回のケース上記4者のうち
誰が悪く損失の責任を取るのか?

個人的には少し注目しています。

世の中の流れとして今後ますます機械による
自動的な売買注文も増加していきます。

サヤトレにオートレ発注が搭載されたのが
良い事例ですがネット証券会社も自動発注の
サービスを強化していく事でしょう。

■オートレ発注とは何?
https://investars.jp/theme/pdf/autore.pdf

株式売買の大元である東証に関しては
今後より強固なシステムの構築が求められます。

今回は事故的にシステム障害が発生しましたが
このような攻撃が悪意を持って行われると大変です。

日本は、先進国でありながらも
サイバーセキュリティーの分野が弱いです。

サイバーセキュリティー分野の強化は必須です。

ご存じの方も多いと思いますが日本では
2020年から小学校でプログラミングが
必須科目として新しく導入されます。

国策的にエンジニアを育てる作戦
私はとても素晴らしいと思います。

IT分野にいる個人的な意見ですが
小学生はリコーダー吹く練習するよりも
プログラミングでキーボード叩いた方が
私はいいと思います。

子供がプログラミングをやる事で
その中から一定数天才が現れます。

プログラミングの天才小学生が10年経って
大人になれば大きな戦力になる事でしょう。

アメリカでは映画みたいな話ですが
ソニーのゲーム機プレイステーションを
Jailbreak(ジェイルブレイク)通称、脱獄した
天才少年が、その後Facebookに入社したらしいです。

直近、Facebookもセキュリティーで問題を
起こしていますが攻撃する天才を採用する事で
自社サービスのセキュリティーを高めて守っているのです。

今だと仮想通貨取引所などは喉から
手が出るほど欲しい人材だと思います。

仮想通貨取引所はもし攻撃されたら
直近のザイフやコインチェックのように
数十億~数百億円の資産が一瞬で盗まれます。

結局コインチェックから580億円分のコインを
盗んだ犯人のクラッカーは捕まりませんでしたね。

本日はGoogleの動画サイトYoutubeの
システムが数時間落ちていたみたいです。

大手企業は、自社のプラットフォームを
外部攻撃から守るために早急に一流の
サイバーセキュリティーに強い人材を集めています。

サイバー空間での戦争は、
これからますます激化していく事でしょう。

私は証券会社にいた時から
ネットセキュリティーに関する
事業の会社は注目してきました。

テーマとして注目してみてはいかがでしょうか。

■将来性高いテーマへの投資

将来性高いテーマへの投資

【本日のタスク】
サイバーセキュリティーに関する
日本企業と世界企業を探してみましょう。

投稿 サイバーセキュリティー人材の育成重要性サヤトレ通信 に最初に表示されました。

Source: サヤトレ

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