株式会社サヤトレの増田です。

本日は「投資の確率と感覚値」をテーマにお届けします。

投資と確率は、非常に密接に関係しています。

投資を継続していると確率の偏りで連敗(連勝)する事があります。

仮に平均勝率が50%(確率2分の1)の投資手法があったとお考えください。

あなたは、実際に運用をしていて実際に何連敗(連勝)する事があると考えますか?

この感覚は、人によって様々です。

■2分の1の確率(2択)

■6分の1の確率(サイコロの目)

■30分の1の確率(1か月に1度)

上記のように小さい数字の場合であれば、日常生活でも確率をイメージする事が出来ると思います。

しかし1000分の1以下の確率(0.1%)になってくると日常生活では、実感する事が出来ずにイメージが沸きません。

確率0.1%を引き当てる正しい感覚値を持っておくと投資のリスク管理や戦略の見極めに役立つ事でしょう。

お伝えしたい結論としては、0.1%のような低い確率であっても連続して挑戦していれば、奇跡ではなく、普通に発生するという事です。

確率の感覚値において一番分かりやすいのは、機械と勝負するギャンブルやスマホゲームのガチャなどがイメージしやすいです。

パチンコをやる方であれば、あの機械で大当たりを引く確率は、約300分の1です。

そして300分の1の大当たりを引いた後にさらに2分の1の確率を引き充てると連荘します。

つまり連荘大当たりを引く確率は600分の1です。

600分の1の確率と聞くと全然当たらないと感じるかもしれませんが、実際そんな事はありません。

お店には、沢山の台があります。(投資家も沢山いる)

600分の1の確率は、珍しくなく自分も隣でも頻繁に発生する確率なのです。

他では、スマホゲームのガチャも同じです。

大当たりのキャラクターが出る確率は、0.2%以下の確率が多いです。

数字とみると絶対に当てられないと感じるかもしれません。

しかし、いざやってみるとそれなりに出ます。

これは、実際に体験した人でないと分からないですが0.1%くらいの確率は、実際に何度も挑戦していれば、発生するのです。

このように低確率の出来事が発生する頻度を感覚値として正しく持っている事が投資家は重要です。

例えば、サヤ取り投資を初めて実践した方が次のような取引結果になったとしましょう。

■1回目の取引 負け

■2回目の取引 負け

■3回目の取引 負け

もしスタートしてから3連敗したとしたら・・・

サヤ取り投資は、ダメと判断して辞めてしまうでしょう。

このように投資は、連敗が続くとその手法そのものを信用できなくなるのです。

仮に勝率が50%の場合、連敗する可能性は次の通りです。

■1敗 50%

■2連敗 25%

■3連敗 12.5%

■4連敗 6.25%

■5連敗 3.125%

■6連敗 1.563%

■7連敗 0.782%

■8連敗 0.391%

■9連敗 0.196%

■10連敗 0.098%

3連敗する確率は、12.5%なので確率としてもよくある事だと分かります。

しかし多くの人は、3連敗したら諦めて捨て、他の投資手法を探し続けます。

そして一生見つからないのです。

私は、投資の勝ち負けの確率は、基本的に50%と考えています。

勝率が高い投資が理想ですが、それでも最悪のケースを想定して50%の2択と考えています。

そう考えた場合に、確率上5連敗までは、珍しくなく頻繁に発生すると考えています。

統計学でよく使われる正規分布で考えて6連敗から初めて、運が悪いという印象です。

そして投資は、長く回数と期間を要します。

10連敗する確率は、約0.1%の確率です。

長く投資を継続していれば、0.1%の10連敗は、そのうち発生する事を私は、過去の経験および正しい確率の感覚値として知っています。

よって最悪の10連敗が訪れたとしても耐えられる資金を計算したリスク管理が必要です。

ほとんどの投資は、レバレッジといって保有している投資資金よりも多い金額で投資する事が可能です。

ハイリターンを狙って高いレバレッジで投資する人は、多いですが、残念ながら資金管理が不十分で、頻繁に発生する数連敗で資金が底をついてしまいます。

リスク管理や資産管理は、リスク許容度、保有資金、年齢、生活環境など人それぞれ違うので正解はありません。

あなた個人が確率の正しい感覚値を認識してリスク管理を行う事で投資の世界で生き残る確率を高める事が出来るでしょう。

リスク管理について、考えていないという方は、私個人の感覚値をまとめますので参考にリスク管理してください。

【増田の確率の感覚値】
■投資の勝ち負けの確率は50%と考える

■5連敗は、頻繁に発生する。珍しくない。

■10連敗(0.1%)は、投資を継続していれば発生する。(奇跡ではない)

■最悪10連敗しても耐えられる資金管理で投資を行う。

Source: サヤトレ

おすすめの記事