株式会社サヤトレの増田です。
本日は「株式投資は、オンラインゲーム」をテーマにお届けします。
直近経済ニュースを見ている方であれば、ご存知かと思いますが、米スマートフォン専業証券ロビンフッドが投資業界を賑わせています。
ロビンフッドは、投資の売買手数料の無料化を武器に急成長を遂げた新興の証券会社です。
日本には、まだ上陸しておりませんが近い将来、日本にも株式売買手数料無料化の波は、訪れます。
そんなロビンフッドを使う個人投資家がSNSにてある会社の株を上げようと集まり、一斉に投資しました。
その企業は、赤字で儲かっていない会社です。
しかし個人投資家達の遊びによって短期的に株価は、17倍まで上がり続けます。
いわゆる仕手株ですがアメリカの上場企業で株価17倍は、やり過ぎです。
売買手数料が無料という事でこの遊びに参加する個人投資家で増えてしまったのが背景にあります。
そんな中で株式投資を理論や数字で論理的に投資するヘッジファンドは、個人投資家の遊びで無意味に上がり続ける、その企業を空売りしました。
明かに割高なので、空売りする事は、金融市場としては、正しい行いです。
しかし巨額の資金力と正しい経済合理性を計算して投資するヘッジファンドですがSNSで盛り上がっている個人投資家達の買い上昇に負けてしまい、結果大きな損失を出し撤退します。
個人一人の気まぐれで銘柄を決めてその会社をSNSで買い煽る遊びによって仕事で投資を専業にしている本気のヘッジファンドが大きな損失を出したのです。
金融や経済を愛する論理的な私としては、この現状は、よろしくない事だと感じています。
本来、株式投資は、企業業績などや実体経済と連動しているべきです。
しかしスマホの登場と個人投資家の資金力の拡大で投資のルールは、大きく変わってしまいました。
1人の個人が匿名でネットで買い煽れば、株価の値段を操作できる時代になっているのです。
実際に株式市場で現実に起きている事なので私達投資家は、事実として、受け入れないといけません。
株式投資を「マネーゲーム」と揶揄する方がおりますが現状の株式市場を客観的に見て私個人は、実際にマネーゲームであると感じています。
参加者数世界一のオンラインマネーゲームです。
「投資は、ゲームではない!」
そう言いたいですが企業業績など関係なく、個人の書き込みで大きく上がって論理的に投資する機関投資家が損をする株式市場が今の現実です。
マネーゲームと揶揄されても否定できません。
私のような古い考えの方は、そろそろ発想を変えて個人の気まぐれによって株価は上げ下げする運要素を含んだオンラインゲームと考えた方がいいかもしれません。
論理的に投資したら、ヘッジファンドみたいに大損する可能性があるのでご注意ください。
数年前から、私は、株式投資において理論株価や企業業績などを考える事を辞めています。
ほぼ100%テクニカルで自動売買を実行中です。
どんな企業であっても株価を事実として考える投資戦略(マーケットフルネス)です。
【参考記事】
赤字で潰れそうな企業の株でも個人の気まぐれで、上げ下げする状況が株式市場の現実です。
株式投資をしている方は、この事実を知識として、受け入れて投資しないとヘッジファンドのように痛い目にあわないようにご注意ください。
私としては、改善する事を願っています。
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