株式会社サヤトレの増田です。
本日は「SDGsとESG投資」をテーマにお届けします。
最近「SDGs」や「ESG」などの言葉を耳にする機会が増えました。
最初は、プレミアムフライデー的なノリで一時的なブームかと思っていたのですが、どうやら日本も本気みたいです。
完全に世界の流れはSDGsに向かいます。
言葉の意味やその背景を知らないと個人でも恥をかき企業経営においても大きく信頼を失うリスクです。
SDGs・SDGsは、起動に乗り今後、世界はこの方向で動いていきます。
投資家として、世界が向かう方向を知っておくと利益になる確率が高いので覚えておきましょう。
まずは、言葉の復習と意味について解説です。
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称です。
日本語に訳すと「持続可能な開発目標」
SDGs(エス・ディー・ジーズ)と読みます。
概要簡単にお伝えすると・・・
世界中で貧困や差別などを無くし自然を守るために持続的に出来る取り組みをしていこう。
そんな17つの目標です。
■SDGs
https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/17goals/
ESG投資は、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字をとったもので、環境や社会に配慮する事を意味しています。
現在SDGsやESGに対する世界中の人の意識が高まりつつあります。
そしてその意識は経済活動にも影響して企業経営にも大きく関係してくるのです。
例えば・・・
■空気汚染する工場や自動車を作っている会社
■新興国の安い労働力で作らせている製品
■女性が理由で出世が出来ない会社(性差別)
■利益目的に環境破壊につながる経営
などなど
上記のようにSDGsの方針に反して利益を獲得している会社は、そろそろ方針転換しなければ、今後、社会的に厳しい目で売上を落とすかもしれません。
日本では、ガソリンで走る車がほとんどですが、中国では、電気自動車が主流になっています。
日本も排気ガスを出さない電気自動車に全て切り替わったらどれだけ空気が綺麗になるでしょうか?
空気を汚すガソリン車で戦う事は、SDGsに反する事を意味します。
ガソリン車が便利だったとしても環境汚染につながるガソリン車を販売して空気を汚す時代は、終わっていきます。
トヨタの切り替えのタイミングが楽しみです。
【参考記事】
http://sayatore.com/blog/2020/07/02/11070
http://sayatore.com/blog/2020/12/10/11326
先日、意識高い系の私個人も環境に配慮して作られたシューズを買いました。
アメリカのシリコンバレーの起業家達がみんな履いている靴らしく興味あったのです。
一切割引もしないし、価格も高いですがホームページを見ても分かる通り環境に配慮して作られています。
■allbirds
https://allbirds.jp/
少し店員と話しをしたのですが、Allbirdsに来店する人は、ほぼ全員靴をお買い上げするみたいです。
実際に超売れていました。
大変儲かっている事でしょう。
世界的大手のスポーツメーカーの靴を誰が縫って作っているのか?
その裏側では、新興国の子供達が安い賃金で働いているかもしれません。
私達が毎日飲んでいる100円のコーヒーは、海外のコーヒー農家から安く買い叩いた豆で安く飲めている可能性もあります。
私達消費者は、安く高品質な商品を望みます。
しかしそれたの製品を作る過程では、SDGsに反する作り方で提供されている可能性があるかもしれません。
SDGsに対する意識が強くなるほど少し値段が高くてもESGに力を入れている会社の製品を買おうという人が増えていきます。
結果的にESGに力を入れる企業が儲かる。
そんな流れが出来ているのです。
【参考記事】
http://sayatore.com/blog/2018/05/29/8306
皆様も株式投資をする際には、その企業がSDGsやESGについてどの程度積極的に活動しているか?
銘柄選定の時の項目の一つに考えてみてはいかがでしょうか?
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Source: サヤトレ