株式会社サヤトレの増田です。

本日は「物の価値」をテーマにお届けします。

先日WBSというテレビ経済番組にてポケモンカードが1枚100万円以上で売買されている事を特集していました。

初期のリザードンです。

内容は投資家オンラインコミュニティー「CRANEs」の書き込みにて

https://sayatrade.slack.com/archives/CTAPFBUBV/p1623113859037600

本日は、紙1枚(ポケモンカード)が何故100万円の価値になっているのか?

その本質について経済的な観点からお届けします。

ポケモンカードが値上がりしている結論は・・・

欲しい人達の「需要」に対して新規に「供給」出来ない構造になっているからです。

詳しく解説します。

物の価格が決定する構造は、需要と供給のバランスで決定します。

欲しい人が沢山いて、その数に限りがあるとその物の価格は上がっていく経済原理です。

株式投資と同じ仕組みです。

この仕組みにてポケモンカードが値上がりしている理由は新しい「供給」が無くむしろ減っていくという点がポイントです。

「ポケモンカード 買取り価格」などで検索すると沢山出てきますが数十万円以上の高額なカードは、過去に発売されたカードです。

過去に発売されて、今はもう発売されていない。

新規の供給がゼロになったカードです。

新規発行がゼロの中で、過去に手に入れれなかった人が手に入れるには、手に入れた人の売値で買うしかありません。

そして世の中に存在するカードの枚数は、時間の経過と共に世界から減っていきます。

火事で燃えてしまったカードは、消滅です。

この構造がポケモンカードの価値を高めているのです。

今から25年前に発売された初期のリザードン1枚の価格は、100万円です。

仮に10枚1000万円で集めたとしてまた10年間寝かしたと考えてみてください。

10年後は、1枚何円の価値になっているでしょうか?

10年後も任天堂の経営努力でポケモンのコンテンツ人気が今のように続いていれば、リザードン1枚の価値はもっと高くなっているでしょう。

1枚500万円でも1000万円でも不思議ではありません。

1000万円で買った紙切れのカード10枚が10年後に5000万円で売れる可能性がある。

差額の利益は4000万円です。

もう十分立派な投資対象ではないでしょうか?

ポケモンカードへの投資で株式投資みたく100億円儲ける事は出来ません。

しかし個人が裕福になれる規模の1000万円〜1億円程度であれば、ポケモンカードのようなおもちゃへの投資でも十分に可能になっているのです。

今、現存して売っているカードパックを開封せずにそのまま10年間保管し続けるだけでも元買った値段よりも高く売れる可能性が高いでしょう。

未開封パックの中には、10年後に手に入らなくなった激レアカードが入っているロマンの可能性があります。

世の中の物の価値の仕組みを正しく理解すると長期的な投資をする際に大変役立ちます。

需要と供給の理論においては需要側に注目が集まりますが「供給」の方が大事である。

物の価値の仕組みについて覚えておくと良いでしょう。

また最後になりますが・・・

■株式

■暗号資産

■金(ゴールド)

■銀

■芸術品

■楽器

■木材

■鉄鋼

■コーン

■豚肉

■中古車

■半導体

■ロレックス

■遊戯王カード

■ポケモンカード

■ガリガリ君

などなど

直近で物の値段が上がっていると思っている方は、多いでしょう。

しかしそれは、間違いです。

正しくは「円」(法定通貨)の価値が下がっているのです。

なぜお金、法定通貨の価値が下がるのか?

この辺り含めたより深い経済の話は、有料メルマガ「サヤトレ通信プレミアム」にてお届けします。

皆様の資産形成に役立てていただければ幸いです。

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Source: サヤトレ

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