【サヤトレ通信 第1720号】
株式会社サヤトレの増田です。
本日は「仮想通貨」をテーマにお届けします。
日本の仮想通貨取引所の「Zaif(ザイフ)」が
不正アクセス等のハッキングにより仮想通貨
67億円分が消失したことがニュースになっています。
今年年初のコインチェックから
同様に仮想通貨が盗難された時から
仮想通貨全体の価格は暴落しています。
コインを高値で買って大損に苦しんでいる投資家や
詐欺コインを買って換金出来ない被害者もいるでしょう。
これまでに何度も仮想通貨のテーマに触れていますが
私は仮想通貨そのものは、大変素晴らしい技術であり
コインによっては大変魅力的な投資対象だと考えています。
■仮想通貨(暗号通貨)ブームは、また訪れる!
http://sayatore.com/blog/2018/08/07/8416
魅力的な投資対象と考えている私にとっては
価格が下落する事は、逆に喜ばしい事です。
コイン本体そのものに不具合やバグなどの
欠陥が見つからずに関係の無い外部要因で
下落する事は、投資家目線買いのチャンスだからです。
そんな中で今回、Zaifがハッキングされた事件で
これまでの仮想通貨市場であれば、また価格が
暴落してもおかしくありません。
しかしここ数日、全体のコイン市場の
価格は大きく値を上げています。
本来、正しい知識としては取引所から
コインが流出するという事件でコインの
価値が下落する訳ではありません。
取引所からコインが盗まれる事は
銀行強盗で円やドルが盗まれる事と同じです。
どこかで強盗にお金が盗まれたからと言って
メルマガ読者様の持っているお金の価値は変動しませんよね?
本来は、これが正しい認識なのですが
未成熟な市場で詐欺師も多く何かあれば
すぐに売られて下落するのが仮想通貨市場でした。
しかし最近ではそのような正しいルールを
理解していない投資家の多くが暴落に消耗して
損切りして少なくなってきたのかもしれません。
素人の多くと雑音は消えて無くなりつつあり
市場参加者と市場環境の潮目は明らかに
1年前よりも変わったと感じています。
今回、Zaifの不祥事に関してもすぐに
金融庁が入り政府が関与してニュースになりました。
つまり日本において仮想通貨取引所は
金融機関に近い位置づけにまで進んでいるのです。
これからもまだまだ色んな問題は起こると思いますが
国としても規制やルールを作り詐欺師を排除していく事で
安心して仮想通貨で買い物が出来る時代が来るかもしれません。
海外に行く方なら誰もが不便に思う外貨の両替
これまでの歴史で世界統一通貨を
作る事は国では出来ませんでした。
しかし国という制限の無い仮想通貨であれば
世界統一で使える電子マネーになる可能性があるのです。
誰でも安心して持てるまでには
10年以上は、かかると思いますが
それまでにまた大きな動きがある事でしょう。
仮想通貨全てが悪いようなイメージを
持っている方も多いと思いますが
株式のITバブルと同じようにその中には
GoogleやAmazonが紛れていると私は考えいます。
引き続き業界と価格動向に関しては追っていく予定です。
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Source: サヤトレ