株式会社サヤトレの増田です。
本日は「レオパレスの不正」をテーマにお届けします。
賃貸アパートのレオパレスが耐火性が基準に満たない素材が使っていた不正がニュースとなり連日株価は大きく下落しています。
本日ストップ安2日目です。
レオパレスの不正と問題のポイントを箇条書きでお伝えします。
■レオパレスにて耐火基準に満たない違法建築の物件が沢山見つかる
■この不正を発見して告発したのはテレビ東京(←後日テーマにします)
■レオパレス経営陣は、この不正を知りつつ隠蔽していた可能性が高い
■不正を知っていれば、期間内に公募増資をしているので投資家を騙した
■不正を知らずとも、組織のガバナンス体制の問題は大きい
■違法建築なので、住居している方に退去してもらう必要がある(引っ越し代保証)
■レオパレス物件を保有している不動産オーナーに対する補償
■これから多額のお金をレオパレスは払う事が確定(特別損失430億円←増えるでしょう)
■株価は2日連続の大幅下落で下げが止まらない(レオパレス株保有者は大損)
詳しいニュース内容に関しては、「レオパレス 不正」などで検索してご確認ください。
本日は、レオパレスの不正問題を実例として私が日々お伝えしている「資本主義社会」の投資家のリスクについてお伝えしたいと思います。
またこのように大手企業の不祥事大暴落は、株式投資でサヤが発生する大チャンスです。
この事例を元にして数回に分けて解説していきます。
これまでに繰り返し資本主義社会でお金持ちになるためには「投資家」にならないと難しいとお伝えしてきました。
資本主義社会において「労働者」の立場でお金持ちになるのは、かなり難易度が高いです。
労働者が40年かけて稼ぐ1~3億円を投資家は、数年で稼ぐ事も出来ます。
しかしそのような大きなリターンがある投資家ですが良い事ばかりではありません。
リターン代わりとして投資家は、常にリスクを抱えているのです。
今回のレオパレス株の大暴落が株式投資のリスクで良い事例になるでしょう。
今、レオパレス株を買って持っている投資家は、売りたくても売れずにどうする事も出来ません。
レオパレス株を買ったという事は、いくら損をしたとしても基本的に投資家の自己責任となる訳です。
ここで投資家としての重要なポイントですが、レオパレス株を保有している投資家達は、ぜひ声を大きくしてレオパレスに怒って欲しいです。
日本の個人投資家は企業に物申す事は、あまりありません。
しかし株主が怒らない結果としてレオパレスのように不正を働く企業が登場する可能性も考えられます。
株主という立場は、企業の経営に対して口出しや物申す事が出来る権利でもあります。
これは資本主義の正しいルールです。
個人投資家には、ぜひとも覚えておいて欲しいです。
レオパレスの経営陣がこの違法建築の問題を知っていたとするならばレオパレスは2013年に公募増資で321億円を投資家から調達しています。
不正を知りつつ公開せずに投資家からお金を集めていたとするならば・・・
これは詐欺事件ではないでしょうか?
過去レオパレスの株式に投資した
投資家陣営はレオパレスを訴訟して
投資の損失補償のような話にもなりかねません。
投資家の立場からして十分に筋が通る真っ当な言い分であると私は感じます。
私個人は、投資家寄りの人間なので上場企業の不正に関しては、かなり厳しい意見を持っています。
日本では、大手企業が不正を働いても責任がうやむやとなり、株価が下がって株主とその会社の労働者のみが損して終わり。
そんなケースが多いように感じます。
不正をするような会社に投資をした投資家の目が悪い自己責任ではありますがここまで大きな問題ですので一番大きいのは、レオパレスの経営陣営の責任と言えます。
レオパレスは、今回の不正に発生する費用として特別損失430億円を見積もっていますがその金額以上にこれから膨れあがると私は、予想しています。
レオパレスの不正問題の発覚でこれから沢山の人が損をする事になります。
また誰がどこまで責任を取りどこまで損失を補填・保証するのか?
問題解決への道のりは遠いです。
最悪のケースとしてはエアバックのリコールで倒産したタカタのようなバッドエンドになる可能性も私は、想定しています。
私個人は、レオパレス株に関して本日時点では全く関わりございません。
どのような結果になるか見守りつつ市場にサヤが出来ないか探していきたい考えです。
大手企業の不正発覚から株価暴落というリスクは、数年に一度訪れる、ハズレくじのようなイメージです。
サヤ取り投資でレオパレスを空売りしていた人は超ラッキーですが反対の場合は、大きく損をします。
投資を行う場合には、良い事ばかりではなくこのような大きなリスクがある事を想定しておきましょう。
【本日のマネー実践タスク】
レオパレスの不正のニュースとレオパレスの株価を確認してみましょう。
Source: サヤトレ