本日は「AIと投資」をテーマにお届けします。
ここ数年AI(人工知能)の開発は、大きく進んでいて、多くの物やサービスにAIが使われるようになってきています。
AIと聞くと何かもの凄い事のように感じますがその中身はピンキリです。
アルゴリズムや情報量からの計算式、計算数量によって精度は、全く異なります。
物凄く少ない情報量の中から過去のデータの平均を取り自動で選ぶだけでもAIと呼ぶ事も出来るでしょう。
AIという概念は昔からありましたがここ数年で急に話題になったのは、いくつかの理由があります。
その人一つがパソコンによる超膨大な計算処理が可能になった事です。
具体的に言うとGPU(グラボ)というパソコンパーツの性能が大幅に良くなり、短時間で膨大な計算が出来るようになりました。
先日お伝えしたソフトバンクが買っていたNVIDIA社のGPU(グラボ)がそれにあたります。
■参考記事
http://sayatore.com/blog/2019/02/19/10203
NVIDIA のGPUを使い膨大な演算処理を行えるようになった事でAIの精度は高まります。
有名な例としては囲碁や将棋のような完全情報ゲームの強さが大きく飛躍しました。
将棋は、初手の動きから詰めまで無量大数以上の全てのパターンを計算処理して読みきれば確実に勝つ事が出来るゲームです。
無量大数あるパターンを読み切る事は難しいので読み切れ(計算出来ない)ない方が負けます。
麻雀のように運の要素が一切絡まない完全情報ゲームでは、人間がAIに勝つ事は、もう不可能なのです。
若手棋士の藤井聡太氏が強い理由はAIの将棋ソフト相手に練習している事もあるのです。
■参考記事
http://sayatore.com/blog/2017/07/19/7821
AIと言ってもピンキリとお伝えしましたが私がAIについて興味を持つようになったのは、2012年に遺伝的アルゴリズムを解説した下記の面白動画を観たのがきっかけです。
■スーパーマリオブラザーズを学習させてみた
https://www.nicovideo.jp/watch/sm18721450
ゲームのマリオをAIにやらせて右側に進んだ優秀なマリオを次の世代につなげていきゴールするという動画です。
かなり難しい事をやっているのですが冒頭の5分くらい見えればなんとなく分かるでしょう。
遺伝的アルゴリズムは、多数の個体で繰り返し検証して生存競争させ繋げていきますが、最近では、それよりも人間に近いAI技術に進化しています。
それがディープラーニングです。
ディープラーニングは、遺伝的アルゴリズムと違い1つの脳みそを継続的に改良し続けて学習していきます。
人間の脳みそと同じで基本的に勉強すればするほど賢くなっていきますよね。
GPUの技術が高くなり膨大な計算量が可能になりディープラーニングというAI技術が誕生した事で最近、一気にAIの時代が訪れたのです。
そしてこのAI技術のディープラーニングは、投資にも非常に有効であると注目されています。
システムトレーダーの方は分かると思いますが、相場は日々進化して変化を続けています。
長年勝ち続ける事が出来た売買ルールでもある日を境に勝てなくなる事もあるのです。
そんな時にシステムトレーダーは、売買ルールを調整してメンテナンスを行うなど人間の頭を使って改良しなければなりません。
しかしここにディープラーニングの技術を使えば毎日の相場情報は、もちろんのことニュース記事、SNSの投稿まで全てをデータで取り込んで学習します。
上手く行けば、人間一切手を触れる事なくAIが勝手に判断して利益を出し続ける最強の投資が実現する可能性が十分にあるのです。
私は、現時点において技術的には、実在してあり得る話だと考えています。
もちろんそんなAIがあったとしても公になる事はありませんが水面下では、沢山のエンジニアがAIで金融市場を攻略しようと動いています。
クリア出来てしまった人はいるでしょう。
投資の場合、将棋とは違い完全情報ゲームではありませんので完全攻略する事は難しいかもしれませんが結局投資は、トータル成績が重要です。
100万円ある投資資金を勝ったり負けたりを繰り返して101万円にすれば勝ちなのです。
無料版メルマガでは、ここまでとしますが会員限定メルマガ「サヤ取り通信」では、2019年時点で私が知っている範囲のAIを活用した投資の実例や裏側についてお届けします。
ディープラーニングで金融市場を攻略しようとしている方が何に詰まっているのかなど私が実際に聞いた話をお伝えします。
楽しみにしていただければ幸いです。
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Source: サヤトレ