【サヤトレ通信 第1636号】
株式会社サヤトレの増田です。
本日は「信用」をテーマにお届けします。
メルマガ読者様は私、増田の事を信用していますか?
メルマガ読者様が私の事を
信用しているか私は、分かりません。
信用していただけるように毎日
このメルマガを執筆しておりますが
その効果は数値では測定出来ません。
そして反対に私目線でお伝えさせていただくと
申し訳ございませんが私は、メルマガ読者様を信用しておりません。
このメルマガは全国の不特定多数の方が読んでいます。
99%以上は、常識のある良い人です。
しかし誰が読んでいるか分からずに
記事がどのように響くか分からないので
発信する情報は、常に制限して出しています。
相手が信用出来るのかという問題は
日常やビジネスでも同じ事です。
私がフィンテック事業でコンサルしている会社や
事業をお手伝いしている会社の社長とも最初は
お互いに信用がない状態で探り合いから始まります。
「この人は信用出来るのか?」
「この契約書は信頼出来るのか?」
「支払い能力や会社の売上は?」
「本当に言っているだけの能力や実績はあるのか?」
その一方で相手側の社長も私に対して
全く同じ事を考えているはずです。
「増田という人物は信頼できるのか?」
両者ともに人を騙すつもりはありません。
しかしお互いに信用・信頼は数値化されていないので
最初はお互いに信頼関係を高めていく必要があります。
上記をすっ飛ばす唯一の方法は「紹介」しかないのです。
信用・信頼出来る人を見抜く事が出来ずに
真面目な多くの人が騙されて失敗しています。
本日は、ココからが本題なのですが
そんな個人の信用や信頼問題を解決するために
今、中国企業のアリババが個人の信用を
ポイント化する仕組みをスタートしています。
アリババはアリペイという電子決済サービスの
他にネット通販や様々な事業を運営しています。
非常に多くの個人情報を保有しており
そのビッグデータから個人の信用を数値化しています。
その個人情報は・・・
■身分特質(ステイタスや高級品消費など)
■履約能力(過去の支払い履行能力)
■信用歴史(クレジットヒストリー)
■人脈関係(交友関係)
■行為偏好(消費面の際立った特徴)
上記のような特性に数値化されます。
その数値が高い人ほど信用出来る
人物の可能性が高いイメージです。
信用ポイントが高いと様々な優遇が受けられます。
ユーザーはその信用の数値を貯めるために
真面目に頑張っている人も多いみたいです。
分かりやすく下記の2者とビジネスを行う場合
メルマガ読者様はどちらの方を信用しますか?
【Aさん】
■身分特質:長年、大手企業に勤めている
■履約能力:過去に一度も電気やガス携帯などの支払いが遅れた事がない
■信用歴史:毎月クレジットカードで100万円決済されて支払いが遅れた事なし
■人脈関係:沢山の有名で偉い方とFacebookの友達で称賛されている
■行為偏好:特別目立った事なし
【Bさん】
■身分特質:職歴なし
■履約能力:レンタルビデオを返さずに延滞料金を踏み倒している
■信用歴史:過去に何度もクレカの支払いに遅れてエラーが続いている
■人脈関係:謎
■行為偏好:普通の人が買わない危険な物を沢山購入している
上記が上手い例になっているか分かりませんが
その人の過去の行動や人脈によってある程度
その人の信頼性が分かるのではないでしょうか?
上場企業や民間企業は、格付け会社から勝手に
ポイントを付けられて数値化されています。
今後、世界では企業と同じように
個人が格付けされる時代が来る事でしょう。
数値が高い人には融資で金利が低くなるなど
人によってサービスの質を変える事も可能なのです。
「自分の信用を数値化されたくない」と
考える人も沢山いると思います。
しかし残念ながら表に出ていないだけで
既に日本で個人の核付けは専門機関が行っています。
クレジットカードや賃貸契約の
審査が通らない人がいる一方で
プラチナカードの招待が来る人もいます。
個人の信用情報は裏側で管理されて
企業間の審査で確認されているのです。
その情報を一般的に見る事が出来るか
クローズドになっているかの違いです。
私としては相手の詳しい数値は見られなくても
格付けのようにABCなど分かれば十分です。
真面目に生きて信頼を積み重ねている人には
勝手にポイントが加算されて不真面目な人よりも
色々と優遇される得をする仕組みです。
個人の信用の数値化について
メルマガ読者様はどう思いますでしょうか?
Source: サヤトレ