株式会社サヤトレの増田です。
本日は「リーマンショックでも損しない投資戦略」をテーマにお届けします。
先日、サヤトレ会員のお客様から会員限定の掲示板にて次のようなご質問をいただきました。
とても素晴らしいご質問で多くの方にお役に立ちそうな内容なので私の考えを全体でシェアさせていただきます。
ご質問の内容としては・・・
株式サヤ取り歴は3~4年で今のところ大きなドローダウンもなく、いい感じに運用は出来ているが相場環境の異常事態(リーマンショック、日銀介入時等)に同じようなパフォーマンスを上げられるかが不安に考えております。
上記のような内容です。
私個人の話で言うとリーマンショック発生時は、個人投資家として買い一色で投資をしていました。
その結果、自己資産を全て失い、大きな損を経験しています。
この痛い経験をきっかけとして現在、両建て売買の投資分析ツール開発や情報発信の仕事に繋がっております。
過去に自分が投資家として痛い思いをして証券会社勤務時代に、両建て売買やリスクヘッジを知らず損し続けている投資家の現実を目の当たりにした経験が今の私の仕事の情熱になっているのです。
私が証券会社に勤めていた際には、顧客の投資家に投資商品の提案や相談を聞きながらも、自分が投資家だったらどんな資産運用をするか日々、真剣に考えていました。
運用方針としては「絶対収益追及」です。
過去最大の金融危機であるリーマンショックを乗り切るために過去のデータからシミュレーションを行い投資戦略を考えていました。
私が辿り付いたリーマンショックのような金融危機でも損をしない投資戦略は、具体的には「両建て売買」の戦略以外にもいくつかあります。
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両建て売買は、投資で最も恐ろしい「価格変動リスク」をヘッジする方法としては、大変有効な投資戦略です。
これは、過去の金融危機のデータをみると分かりますが、金融危機の時は、上場している全ての銘柄が暴落しています。
多少の下落率に差が出るのでその差がリスクとなりますが、そのリスクを埋めるために「相関係数」という統計を利用しております。
よって私個人の結論は、リーマンショックのような金融危機が発生しても、両建て売買であれば、かなり高い確率でヘッジが効くと考えています。
空売りしているので運が良ければ、儲かる事もあるでしょう。
しかしこの理論は、あくまでも過去のシミュレーションの結果であり確率論です。
金融市場は、日々、進化・変化しています。
今後またリーマンショック級の暴落が発生した場合には、同じように全銘柄が下落しない可能性も考えられるからです。
また実際のリアルを考えた場合には、暴落時には大きなボラティリティーとなるので両建て売買でヘッジをしていたとしても少なからず損益がどちらかに振れる可能性が高いと思います。
空売りも一緒に持っているわけなので儲かる可能性もありますが、運悪く買い銘柄が大きく下落してしまうと損失が上回るかもしれません。
そのようなリスクを避けるために、複数のペアで両建て売買する事を推奨しておりますが、投資なので価格変動リスクを0にする事は、不可能です。
よってリーマンショックが発生すれば、サヤ取り投資家もリスクになると考えておいた方がいいでしょう。
片方は、空売りしているわけなので損をする確率としては2分の一です。
両建て売買は、金融危機の暴落で儲かる可能性もありますのでその点も考慮して投資ください。
本日、お伝えしたい事をまとめます。
【本日のまとめ】
■両建て売買は、金融危機を乗り切れる投資戦略の一つ
■過去の統計では、金融危機時には、全ての銘柄が下落している
■未来の金融危機では、同じように全銘柄が下落するとは限らない
■下落率の誤差が発生するのでその点がリスクとなる(儲かる可能性もある)
【結論】
金融危機でも両建てしていれば、大きく損をする可能性は低い
以上となります。
また有料版のサヤトレ会員しか覗けませんが会員限定の掲示板には、本日の内容の続きでここ数年先の私の投資に関する方針も記載しております。
金融市場の暴落は、大チャンスなのです。
サヤトレ会員の投資家の方には、参考になれば幸いです。
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【本日のマネー実践タスク】
あなたの投資戦略は、リーマンショックを乗り切れるか考えましょう。
Source: サヤトレ