株式会社サヤトレの増田です。
本日は、サヤ取り投資ペア検索ツール「サヤトレ」についてお届けします。
■サヤ取り投資ペア検索ツール『サヤトレ』
⇒ https://investars.jp/
先日、サヤトレ会員のお客様からこんなご要望をいただきました。
「サヤトレの株価の更新はリアルタイムにならないでしょうか?」
上記のご質問に関しては、過去に何度かいただいた事があります。
私自身も投資家目線の考えた場合にそのニーズについては、理解しています。
サヤトレで分析できるサヤ取りペアをリアルタイムに表示させることに関して結論からお伝えすると、残念ですが不可能です。
サーバー代(パソコンの値段)や物理的な演算処理に関して説明すると難しいので、誰でも分かるように東京~大阪間の移動で例えます。
現在のサヤトレの銘柄分析をリアルタイムで動く株価と連動させて行う技術は、言い変えるならば、東京~大阪間を30分で移動するようなイメージです。
東京から大阪まで移動する場合に一般的な移動手段としては新幹線を使うと2時間30分、飛行機でも1 時間 以上かかります。
スペースシャトルや自家用ジェットなどを使えば、30分の移動も技術的に可能なのかもしれません。
しかしその移動手段を手に入れるための費用を考えると現実的ではありません。
サヤトレで分析できるサヤ取りペアをリアルタイム表示する事は、各統計の値を演算処理させる物理的な時間(約2時間)がかかるのです。
サヤトレは、2011年にリリースしてから株価更新は、基本的に平日17時頃に1日1回のペースで行っています。
株式市場は、平日の15時に閉まり終値が出ます。
その最新の終値データが出た約2時間後にサヤトレに株価が反映されるイメージです。
サヤトレで分析できる銘柄を増加させるごとに設備投資でサーバーを増強してきました。
株式市場が閉まってからの2時間で株価の計算が上手く動いて更新されるか?
私は、2011年からの8年間の毎営業日、今でも毎日1日も休む事なく見守り続けているのです。
サヤトレの株価更新において最も重要な事がサヤトレ内で使用している統計値の計算です。
■トヨタとホンダの1年間の相関係数
こんなニッチな統計値は、ネット上に転がっていません。
サヤトレで取り扱う統計値は、自社のサーバーで計算しています。
サヤトレで対応している約4000銘柄×約4000銘柄の組み合わせに対して相関係数やシグマなどの統計値を取り扱う期間の組み合わせを全パターン
毎日、自社のサーバーで15時~17時の2時間で計算して処理を行っているのです。
その膨大な計算処理が終わったデータをデータベースに格納する事によってユーザーのお客様は、サヤトレをWEB上でサクサク(軽く)閲覧出来ます。
全国のサヤ取り投資家から少しずつお金を頂戴しているので設備投資としてサービスを継続出来ているとお考えください。
ちょっと話が長くなりましたが、情報をまとめると・・・
サヤトレは、内部で膨大な株価の演算処理を行っているためリアルタイムの株価反映は、難しく時差が出てしまう(約2時間)
これが結論となります。
現実的に可能な対応で考えた場合・・・
11時30分の休憩で閉じた前場の株価を取得して1日2回の株価更新を行う事は、技術的に可能です。
しかし11時30分に株価を取得しても約2時間の計算時間を考えるとサヤトレで株価が反映されてユーザーが使えるのは13時30分です。
既に後場がスタートしてしまっています。
そしてその1時間半後には、15時になって株式市場は閉まります。
この大がかりな改良に対応するべきかを考えた際には、1日2回の更新を見送ってきました。
サヤトレを利用するユーザーとしては、便利になると思いますが1日2回の更新も運営の判断としては、かなり難しいです。
しかしITの世界ではサヤトレがリリースされた2011年では、誕生していなかった新しい技術が日々登場して、驚くような事が日々実現が可能になっています。
証券会社にログインせずに株式の発注が出来るなんて考えられませんでした。
■オートレ発注
今、難しい事でも新しい技術の誕生を少しずつ取り入れて今後も改良を続けていきたい考えです。
本日の内容は、お客様の要望であるサヤトレの株価リアルタイム反映が実現出来ない言い訳のような内容になってしまいましたがお許しください。
サヤトレの裏側で動いている物理的に時間のかかる演算処理の時間についてお伝えさせていただきました。
【本日のマネー実践タスク】
ビッグデータの演算処理にかかる時間についてイメージしてみましょう。
Source: サヤトレ