株式会社サヤトレの増田です。
本日は「お金の知識を誰から学ぶべきか?」をテーマにお届けします。
2022年度から高校の授業にて家庭科の授業で「資産形成」について教えるようになるみたいです。
子供にお金の教育をする事は、将来その子にとって有益な知識です。
子供にお金の授業をする事はメリットが多いですが私個人が心配な事があります。
いったい誰がお金について教えるのか?
お金、投資の知識を客観的に教える事が出来る人は、世の中にあまり多くおりません。
公務員、政治家、官僚、金融機関職員など自分が所属している立場によって話せる線引きが引かれてしまうからです。
この辺りの大人の事情や仕組みが複雑で構造上間違った認識を持っている方もいます。
■金融教育で参考になる記事
http://sayatore.com/blog/?s=%E9%87%91%E8%9E%8D%E6%95%99%E8%82%B2
例えば、学校の先生が生徒にお金について教えると考えます。
残念ですがほとんどの学校の先生は、お金について教えられる知識がありません。
公務員という立場で安定して給料がもらえるのが学校の先生です。
民間企業で働いた社会経験に乏しく株式会社が資本主義社会の競争においてどれだけ競争しているかを公務員は知りません。
その競争に負けると給料が下がる事もあれば、クビになったり、倒産する事もあります。
安定して税金から給料が出る公務員の先生に資本主義社会の現実的なお金の話を教えるのは、ハードルが高いように感じます。
結局、教科書に書かれた内容を読むだけのお金の授業になる事でしょう。
そうなるとお金の授業をする教科書を作る側の政治家や官僚の人達はどうでしょうか?
この立場の方も中々、お金や投資の現実を教えるのは困難です。
現在世界では、アメリカと中国が資本主義の経済競争で競っています。
10年後には、中国がアメリカを抜いて世界一になる見通しです。
そんな中、日本は毎年衰退しています。
日本経済の現実を日本の国の制度を作っている立場の人が高校生に教えられるでしょうか?
現実を教えたあげた子供は、日本株に投資せずに外国株に投資するかもしれません。
実際に外国株に投資する日本人の個人投資家は、急増しています。
正しい経済知識や現実は、その子のためには、なりますが日本国のためには、ならないのです。
そして他にお金の授業が出来そうな人は、民間の金融機関の職員です。
銀行、証券、郵便局員などなど
金融機関は、この授業に絡んでくるでしょう。
私は、元金融機関勤めですが正直一番教わっては、いけないと思います。
その理由は、みんなが投資する手数料が金融機関側の利益になるからです。
金融機関側からするとガンガン投資して欲しいので資産形成において金融商品を購入する話を全面に授業を構成してくる可能性が高いです。
分かりやすく言い換えると・・・
リボ払いの金利で儲けている金融機関の職員は、リボ払いの金利の地獄について教えてくれません。
リボ払いしてくれる人が減ってしまうと金融職員の自分の給料も減ってしまうのです。
■経験とお金のない学校の先生
■現実を教えられない公務員や政治家
■自社が儲かる仕組みを教えたい金融機関
いったい誰が作ったお金の教科書を使い誰が高校生にお金の勉強を教えるのか?
個人的には、気になっている点です。
とても否定的な内容になりましたが私は、お金の授業を学校でする事は、大賛成です。
あまり難しい内容でなくてもいいので金融の根幹となる仕組みに焦点を当てて日本で貧困に陥る人を救って欲しいと思います。
「株式の仕組み」「金利の仕組み」「通貨発行の仕組み」「NISA」「税金」「借金のメリットデメリット」などなど
経済の基礎や根幹を学校でしっかりと教えてくれると良いですね。
投資の話は、一線超えて踏み込んでリスク取れる覚悟を持ったお金に余裕ある人だけが投資の世界に足を踏み込めば良いでしょう。
その一方で、日本でお金無くて生理用品が買えずにトイレットペーパーを使っている女性の貧困が今、話題になっています。
投資信託を教えるよりも毎月の生活が出来るような最低限のお金の稼ぎ方や使い方などを教育して全体を底上げする。
日本の金融教育のステージは、投資のような上位の難しい話よりも毎月の生活を安定させるお金の知識。
とても簡単な基礎中の基礎を教える事がまずは必要なステージなのかもしれません。
本日の内容とは逆に私が考えるお金について教えてもらう立場の人は、有料メルマガ「サヤトレ通信プレミアム」にお届けします。
結論を言うと私のように誰にも忖度せずに経済や金融の本音や現実を教えてくれる人から学ばないとダメという内容をお届けします。
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