【サヤトレ通信 第1723号】
株式会社サヤトレの増田です。
昨日のメルマガが好評でしたので続きを書きます。
■証券会社を辞めたいと思った話
http://sayatore.com/blog/2018/09/27/8494
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読者様の感想は、全て読ませていただいております。
■メルマガへの質問・ご感想はこちらから
https://88auto.biz/investars1/registp.php?pid=22
本日は、私が証券会社にいた時に顧客の
投資家に対して言葉で言いませんが
「分かってねーな~」と感じていた事の一つです。
正しい金融知識を日本の投資家全員が
身につければ日本の投資業界のレベルは
大きく向上すると私は考えています。
私の出版書籍にも書いている内容で
メルマガでは何度もお伝えしている
株価パフォーマンス(騰落率)の比較です。
メルマガ読者様は、直近1年間で利回り
+10%の株式運用のファンドがあった場合に
その成績に対してどう思いますでしょうか?
■10%も利益が出ているので良いと思う
■10%の利益は少ないので悪いと思う
この質問は、人によって異なると思いますが
投資の世界では、模範的な正解があります。
直近1年間で10%の投資成績は
客観的にみてあまり良くありません。
なぜそう言えるのかの理由は
この1年間で日経平均株価は
+18%上がっているからです。
このような株式指数の事を
インデックス指数と呼びます。
株式投資の世界ではインデックス指数と
実際の投資成績を比較する事が重要なのです。
個人投資家は自分が買った
タイミングが全てと考えます。
自分が買ったタイミングから少しでも
上がって儲かれば良いと考え反対に
少しでも下がれば悪いと考えます。
しかし投資において重要な事は比較対象となる
インデックス指数との騰落率の比較なのです。
■参考記事
http://sayatore.com/blog/2016/01/22/6363
騰落率の比較について正しく理解すれば
サヤ取り投資やロングショート戦略のように
相場全体の上下は考える必要が無くなります。
日経平均が暴落してもいいので
日経平均のパフォーマンスよりも
良い動きをする銘柄が分かれば投資で利益になるのです。
上記のルールを世の中のほとんどの
投資家は知らないので投資サービスの世界では
年間+10%の運用成績の金融商品が良く売れます。
「ビッグデータから最新の人口知能(AI)が
選んだ銘柄の中から長年の投資のプロが厳選して
テーマに沿った10銘柄に投資するサービスです!」
投資を知らない人が聞けば凄いように感じるのです。
成績が良い投資商品が売れるのではなく
成績は悪くても凄そうに見える投資商品が売れます。
AIが選ぼうが投資プロが本気で選ぼうが
その結果の多くは、日経平均に勝てていません。
世の中の個人投資家がこの事を理解すれば
+18%以下の株式ファンドの会社に対して・・・
「+10%とか成績悪過ぎ!運用下手くそ!自分で日経ETF買うわ!」
そんな文句が出るはずです。
日経平均が18%上がっている中では
それ以上の運用で初めて評価されるべきでしょう。
また反対に日経平均が20%下がっている中で
10%しか下落していない成績は損していても
それは悪くなく良い運用成績と考えます。
日経平均株価は非常に強い指数で実際には
投資のプロでも勝つ事は中々難しいのが実状です。
しかし私レベルの投資の腕なら
日経平均に勝つ事は余裕で可能です。
なぜなら私は、最強株価指数である
ナスダック指数を買って放置するだけだからです。
(自分で選んだら日経に負けると思います)
■参考画像
https://gyazo.com/de313fff8dde214014007be5d43f1a54
■株価指数騰落率比較ツール(サヤトレLS)
https://sayatrade.com/feature/comparison.php
サヤ取りのような空売りを絡めると
少し考え方は異なりますが。投資成績における
インデックス指数との比較については
とても重要なのでぜひ覚えておいてください。
サヤトレのキャンペーンは今週末で終わりです。
どうぞよろしくお願いします。
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Source: サヤトレ