株式会社サヤトレの増田です。
本日は「投資で負ける方法」をテーマにお届けします。
私が以前、行っていた投資セミナーでは、冒頭に参加者全員でジャンケン大会をします。
リラックスしてセミナーを聞いてもらうアイスブレイクの目的もありますがジャンケン大会は、結構、盛り上がります。
運要素が強いジャンケンですが優勝したら誰でも嬉しいでしょう。
ジャンケン大会終了後に参加者達に次の質問を行います。
「ジャンケンは運だけの勝負だと思いますか?」
ジャンケンは、運と答える人もいるかもしれませんが参加者の多くは、手をあげません。
みんなジャンケンは運だけの勝負ではないと分かっているのです。
実際にジャンケンは、運だけの勝負ではありません。
グー・チョキ・パーという3つ選択肢において初手で人間が出しやすい手は、決まっています。
人間の手の構造、心理学、統計的にジャンケンで負けにくい方法は、存在しています。
その法則性やルールを知っているか知らずに適当に出すかで長く勝負を繰り返せば、必然的に勝ち越す人と負け越す人が出てきます。
ここで重要な事は、その方法を知っていたからと言って必ずジャンケンで勝てる訳ではありません。
あくまで勝率50%の勝負を51%以上に高められるだけです。
ジャンケンに必勝法は、ありませんが統計や法則性を知っていれば、勝つ確率を少しだけ高められるというのが私の考えです。
この話をセミナーの冒頭に行ってから投資の話に入りますがお気づきの通り、投資の真髄は、ジャンケンと同じです。
投資に必勝法は、無く勝ち負けを繰り返しながらトータルで勝ち越しを狙います。
投資の世界では、ジャンケンの世界よりも賢い強者が多いので長く続ければ続けるほど運だけで勝ち残っていくのは、難しいです。
個人投資家もジャンケンの法則性を学ぶのと同じように投資で勝ちやすい法則性を探しましょうとお伝えしています。
前置きが長くなりましたが本題に入ります。
投資をジャンケンと同じと考えた場合・・・
ジャンケンで安定して負け越せる法則性を発見する事は、非常に困難です。
現在、私はシステムトレードの勉強をしていて過去のデータを元に様々なテクニカルを使って投資分析を研究中です。
安定して勝てて勝率の高い売買ルールを探しています。
しかし逆を言うと安定して勝率低く負ける売買ルールも同時に探しているのです。
安定して負け続ける売買ルールを発見できれば、それは、もう勝った事とイーコールと言えます。
なぜならば、同じ条件で買い(ロング)と信用売り(ショート)を反転させれば良いからです。
よく自分が仕掛けた方向と逆に推移して損する。
そう感じる投資家は、多いと思いますがそのほとんどは、単なる被害妄想です。
実際に沢山の統計を取るとそんな事はありません。
大損する方の多くは、資金管理をミスって自爆しているだけなのです。
私は、この条件で投資したら安定して高確率で負けるという売買ルールがあればお金を払ってでも教えて欲しいくらいです。
売買手数料などのコスト負けは、無しとして価格変動のみで安定して、負ける投資の売買ルールを知っている方は、凄い価値の高い情報です。
ジャンケンで必ず負けられる方法は、ジャンケンで必ず勝てる必勝法と同じです。
上記と同様に投資で必ず負ける方法を知っている方は、投資で必ず勝てる必勝法と同じとお考えください。
もし本日の記事を読み、投資において高確率で負ける投資法を思い浮かぶ方がいれば、その方法は、非常に価値が高い投資ルールかもしれません。
ぜひ売り買いを反転させる事は出来ないか?
考えてみるといいでしょう。
過去データを元に沢山の投資分析の検証をしていますが投資の勝率は、基本的に50%前後が普通です。
60%の勝率で10%高められれば十分だと私は考えています。
本日の内容でお伝えした結論をまとめると・・・
ジャンケンで連敗を狙うのは、難しいように投資で負け続ける事も同じように難しい事です。
確率の偏りや勝率などを正しく理解して年間トータルの取引で少し勝ち越す事を狙い投資を継続してください。
皆様の資産運用のヒントになれば幸いです。
Source: サヤトレ