株式会社サヤトレの増田です。
今週は、年代別老後資金の作り方をテーマに毎日お届けしてまいります。
20代、30代、40代~50代、60代、70代
この記事をお読みの方は、自分の年齢と照らし合わせて老後や人生計画にヒントにしていただければ幸いです。
本日は、最後70代をお届けします。
【参考記事】
20代でお金について「学び」
30代で「行動」に移して
40代~50代で「結果」を出す。
60代で「お金の計算」をして
本日70代は重要な事は「リスクを取らない」です。
70代では、ほとんどの方の収入は「年金」です。
中には、自営業でバリバリ稼ぎ続ける人もいますが本日は、一般的なケース年金受給の方を事例にお考えください。
毎月決まった年金が国から支給されますが年金支給だけでは、中々生活が厳しいのでそれまでに貯めてきた貯蓄の一部を切り崩して生活していくのが一般的な老後生活のパターンです。
日本の70歳以上の平均的な貯蓄は、約2000万円です。
直近、話題になっている年金だけでは、毎月5万赤字(生涯2000万円足りない)データは、個人的に、現実的なデータだと感じています。
【参考記事】
人は、生涯真面目に一生懸命働いたら70歳で平均的に2000万円貯まり人生の最後に向けて残高が減っていく。
国を運営している賢い人が計算してそうなるようになっているのですが本当に上手く出来ていると感じます。
本日の本題に入りますが、70代では、老後資金を作るというよりも今ある資金を「守る」という考え方が大切です。
今持っている2000万円は、これまでの過去の努力でありこれからの老後の約20年間で使っていくとても大事な老後資金です。
これを何かの拍子に失う事は、避けなければなりません。
70代は、大金を失うリスクある行動は、出来るだけ慎むべきと言えるでしょう。
大金を失うリスクある行動については、色々とありますが、その中の一つが「投資」です。
老後資金に2000万円貯められている方は、真面目でコツコツ貯金をしてきた方です。
長年コツコツ貯めてきたお金が毎月赤字になる事を嫌ってその赤字分を投資や資産運用による利益で稼ごうとします。
もちろんその考え方は、正しいのですが投資は、スタートするタイミングや金融商品によって、想定外の大きな損失を出す事もあります。
今2000万円あるうちの500万円で運用しようと考えていた方でも投資初心者では、相場が下落して元本割れすると追加で資金を投資したくなるケースも多いです。
そんな時にその行動を止めてくれるモラルある金融機関の担当者がいればいいのですが、金融機関は、お客様の投資手数料で儲けているので、止めてくれません。
金融機関の担当者「今が、投資のチャンスですよー!」
儲かっても損してもどんどん追加投資を促すのが金融機関の仕事と言えます。
最終的には、老後資金の2000万円を全額リスクのある投資に回す方もいます。
その後、投資で大負けして半分以下になれば、オススメしていた担当者は、ご栄転(出世して転勤)です。
その後、他の引き継ぎの担当者に変わります。
引き継ぎ担当者「以前の担当者がご迷惑をおかけしたみたいです。
私は、しっかりやらせていただきます。ご安心くださいませ。ところで~」
数年後にまた同じ事を繰り返します。
お金の管理(リスク管理)は、自分でしっかりやらないといけません。
人のオススメの投資に乗ったり、他人任せにする事は大きなリスクです。
70代で2000万円ある方がハイリスクな投資をして大儲けを狙う事は、辞めて今ある資産を守るためにリスクを減らす。
上記の考えを大切にしてください。
また70代でも若い元気な方は多いですがお金のリスクだけではなく、ケガや病気など健康のリスクにも配慮して欲しいと思います。
自動車を運転して、相手にケガをさせたり自分がケガをしてしまったら大変です。
70代で危ない場所に行き転んで足の骨を折ってしまったら一生痛くて外出が出来なくなってしまうかもしれません。
【参考記事】
リスクの考え方は、沢山あります。
もちろんその先にリターンもあるのですが出来るだけリターンよりもリスクを減らす事を意識して老後のお金と健康を守っていただければと思います。
以上、年代別老後資金の作り方でした。
読者様の世代の方にお役立ていただければ幸いです。
また自分の世代よりも一つ上の世代の情報も今後のヒントになると思いますので参考にしてください。
Source: サヤトレ