株式会社サヤトレの増田です。
本日は「火事のリスク」テーマにお届けします。
大きなニュースになっておりますが昨日、京都のアニメ会社で放火とみられる大きな火事がありました。
被害にあった京都アニメーションで働いていた多くの方が犠牲になっているとても悲しい事件です。
京都アニメーションの作品を愛している方は、多く私自身も大好きだったのでとても残念です。
会社で仕事をしていたら急に火事になり上に逃げたら扉が閉まって下から熱い火が襲ってくる絶望感・・・
想像したら怖くてお腹が痛くなり眠れませんでした。
火事というリスクに対する私の意識は、大きく高まりました。
今回の事件は、放火の可能性が高く中々、防ぎようがありません。
万が一私の会社で同じ事が発生した場合を脳内でシミュレーションしたところ、逃げられずに最悪の結果しか出来ませんでした。
もしオフィスの入り口がガソリンで燃えていたら非常口までの通路が途絶えます。
そうなると窓から飛び降りるしか火事から逃げる選択肢は、ありませんが飛び降りて助かる階数ではないです。
皆様も自宅やオフィスなどで普段生活する場所が火事になった場合には、どういった行動で逃げるか?
一度シミュレーションしておくといいかもしれません。
また火事になっている状況で逃げる方法について調べたのですが残念ながら有力な方法は、ありませんでした。
火事にならない防火や消化に関する方法は、多くありますが、実際に燃えている中で道が塞がれた状況なると助かる方法は、ほとんど無いのだと思います。
火事になって追い詰められないためにも私が調べた火事に関する役立ちそうな情報をいくつかまとめました。
火事発生時に身を護るための情報になれば、幸いです。
■低い姿勢で移動
火事の煙は空気より軽いため、上に上がります。
火事の煙を吸ってしまうと一酸化炭素中毒になり気を失ったり、冷静な判断が出来なくなります。
火事で亡くなる多くの方が、煙を吸い込んで意識を失い逃げ遅れるというケースです。
少しでも煙を吸わないように姿勢を低くする事が大事です。
また煙を吸わないように息を止めて我慢するとその後、大量に酸素を取り入れるために沢山吸い込んでそれによって意識を失うケースもあるので注意です。
■下に逃げる(無理なら横)
火が燃え広がるスピードは、下や横よりも上に上がる速度の方が早いです。
下への道が封鎖されていた場合には、上に逃げるしかありませんが上に逃げる事は、危険である事を知っておいた方がいいでしょう。
ビルやマンションなどで下の階が燃えている場合、どうにかして下に逃げる方法は、考えられないか?
下に逃げる事を優先して考える事で助かる可能性が上がるかもしれません。
今回の事件は、下へのルートが発火場所で被害が大きくなったのかもしれません。
■窓から脱出する
もし下に逃げるルートが無くて追い詰められてしまった場合、窓から脱出する方法を考えましょう。
窓から隣の燃えていない部屋や建物に移動する事です。
実際に、火事で追い詰められた方が窓つたいに移動して助かったケースは多くあります。
3階以上から下に飛び降りる場合には、大きな危険となります。
4~5階で死亡率50%
10階以上だとほぼ100%です。
窓つたいに移動する事も出来ずに飛び降りる場合は、本当に最後の手段です。
(以上です)
自分で調べて書いていても非常に難易度が高く危険な行動です。
つまりそれくらい火事に巻き込まれたら逃げる方法は、なく危険という事です。
ほとんどの方は、火事を経験した事がないと思います。
私もありません。
経験していないと「早く逃げたらいい」と考えがちですが、逃げたくても逃げられないのが火事。
火事本当に怖いですね。
火事に巻き込まれた時に逃げる方法をお伝えしたかったですが、実際そんな方法は無く火事の怖さを伝える内容になってしまったかもしれません。
火事の怖さを知ると、そのリスクを避けるために防火の意識も高まると思います。
ぜひ皆様のご自宅や会社の防火対策そして非難ルートの確認を行い意識を高めてみてください。
Source: サヤトレ