株式会社サヤトレの増田です。

本日は「ポジポジ病」をテーマにお届けします。

あまり一般的では無い言葉なのかもしれませんが私が証券会社に勤めていた時に同期がよく使っていました。

また私自身も過去ポジポジ病だったので本日は、ポジポジ病の解説と治療法について書きます。

ポジポジ病とは、実際の医学の病気ではなく投資家がトレードをしたい欲求が抑えられない。

心理的な衝動の事を意味しています。

私が投資をスタートした初心者の頃FXをやっていたのですが、ポジポジ病の投資家でした。

買い・売りどちらでも良いのですが何かしらのポジションを持っていないと落ち着かず取引をしたくなるのです。

投資で勝つ負けるに関係なくシンプルに「トレードがしたい!」という欲求です。

■仕掛けをした瞬間に落ち着く!

■負けてもいいからトレードがしたい!

■ポジション持っていないと落ち着かず相場が気になる!

ポジポジ病という病気は、ありませんがギャンブル依存症の一種かもしれません。

ギャンブル依存症は、アルコールや薬物と同じ部類でWHOも認めている病気です。

【参考記事】

世の中にはアルコール・タバコ・カフェイン・砂糖・SNSなど

依存性があって脳内構造上、中々辞めにくい誘惑は、多くあります。

人によって考え方は、異なりますが投資もギャンブル性高い要素がありその一種であると私は、考えています。

過去の私がそうだったように投資をする人の中には、ポジポジ病にかかっている方は、結構多いと私は、考えています。

以下、私がポジポジ病を克服した際の対策を3つほど、ご紹介します。

ポジポジ病の方は、ご参考にして克服していただけると幸いです。

■ポジポジ病対策その1 ポジションを持つ

ポジポジ病は、ポジションを持っていない時にウズウズします。

よって長期的に持ち続けても良い銘柄を決めてその銘柄を少額でいいのでずっと持ち続ける事で、何もポジションを持っていない状態を無くします。

私の場合は、吉野家によく行くので株主優待目的で最小額の株数をずっと長期的に持っていました。

優待券で牛丼が食べられるのでお得です。

「自分は、ポジションを持っている(投資している)」

これは事実なので、脳を上手く騙します。

FXの場合であれば、豪ドルやNZドルのような高金利通貨を資産変動に影響しない少額をずっと持ち続けて売らないようにしてみてください。

ポジポジ病は、ポジションを持ちたいのが一番の要因です。

よって長期保有の銘柄を少額でずっと持ち続ける。

何かを常に持っているという状況を作り時間をかけてポジポジ病を治していきます。

これは、簡単に取り組めるのて効果が高いです。

注意点としては、本当に少額にしてください。

■ポジポジ病対策その2 時間を決める

私は、投資が好きで趣味なのでついつい時間をかけてしまいます。

楽しい趣味の投資に時間をかけて遊び過ぎて仕事のITがおろそかになってはいけません。

よって私は、投資で仕掛ける時間を決めました。

それが「寄り付き」のタイミングです。

「寄り付きで仕掛けて、寄り付きで決済」

このルールを決めてからは、ザラ場の株価を気にしなくなりました。

人生=時間です

ザラ場中にチャートと向かい合って瞬間的な取引をする事を私は望みません。

「寄り付きで仕掛けて、寄り付きで決済」

年間通して、儲かればラッキーくらいのイメージです。

ザラ場に張り付いて勝てる事よりもこの選択肢を私は選びました。

スマホの登場によって、電車の中でも布団の中でも投資する事が可能な時代です。

とても便利なのですが、いつでも出来る事で根拠のない取引をする可能性も高くなってしまいます。

自分が投資取引をする時間を決めるように何かしらルールを定める事が必要です。

この時間を決めるというルールは、私は、日常生活でも多く取り入れるようにしています。

テレビ・マンガ・アニメ・ゲーム・映画・ドラマなど

自分の好きな娯楽に関しては、私は、夜にしか楽しみません。

朝・昼・夕は、働くルールで生活しています。

■ポジポジ病対策その3 トレード履歴を公開(報告)する

自分のトレード履歴を誰かに報告する。

そして相手から反応や意見をもらう。

これがポジポジ病を治す特効薬だと私は考えています。

しかしこの薬は、非常に苦く飲むのが面倒なので実際には、多くの人が飲みたがらない薬です。

あなたがポジポジ病に悩み治療したい。

本当に悩んでいる場合には、辛いと思いますがかなり効果が大きいので実践してみてください。

友人でもブログでもSNSでもメルマガでもアウトプットする媒体は、何でもいいです。

他者からの客観的な反応や真剣な意見をもらえる事が重要です。

一方的に報告して相手から何も反応がないと途中で面倒になって辞めてしまう事でしょう。

運動嫌いの私がテニススクールを継続して通えている理由は、担当のコーチ(人間)がいるからです。

増田「一週間で私が運動する時間は、この時間だけです。疲れた感見せてサボろうとしますが、甘やかさないでください。」

テニスの先生「半殺しでいきますね(笑)」

私は、先生に感謝しています。

運動をサボりたい私には、誰か鍛えてくれる他者の力が必要なのです。

私は、元テニス部なのですが今まで間違った打ち方で手首を痛め正しい体の使い方をしていませんでした。

テニスを誰も私に教えてくれません。

しかし正しいテニスの知識を教えてもらうと最初は、辛いですが時間をかけて修正していくと次第に直っていき、前よりも上手くなるのです。

それと同じで個人投資家の投資履歴は、基本本人しか知りません。

私は、このメルマガの読者がいつどのような取引をしているのか?

知らないので、アドバイスできる事は、非常に少なく限られています。

しかし、仮に保有期間は半年〜1年程度で割安株に投資したいというニーズの方が本日の株価の下落で仕掛ける事についてどう思うか?

詳細な質問を受けれれば、正解は分かりませんが自分が思う客観的な感想をお伝えする事が可能です。

「他人に自分の投資履歴をみてもらう」

自分の情報を他者にアウトプットする仕組みを上手く活用すれば、根拠の無いポジポジ病の取引は減る。

私はそのように考えています。

現在、新しく個人投資家コミュニティーをSlackというプラットフォームで運営しております。

参加メンバーに自分の取引や考えを公開してもらいメンバー同士で意見交換してもらい、参加している投資家全体の投資成績が向上する事を目標にしています。

【参考記事】

現在サヤトレ会員限定に運営中ですが来月には、メルマガ読者の方にもコミュニティーに入れる招待URLをお伝えします。

自分の取引履歴や考えをオープンにする事でそれをみた第三者が何かしらの反応や意見をくれる。

個人投資家コミュニティー内のメンバー同士で意見を出し合いが実現できるように運営していく方針です。

参加者全体が投資で自己ベストを更新できると良いと考えています。

投資で長く戦い生き残るには、ポジポジ病の治療は、必要であると私は考えています。

投資で損をして困るのは、本人とご家族です。

ぜひとも上手く正しい情報やプラットフォームを活用して金融市場で儲かる投資家を目指してください。

以上、資産運用のヒントになれば幸いです。

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Source: サヤトレ

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