株式会社サヤトレの増田です。

本日は、「企業の値上げ」をテーマにお届けします。

今年に入り、大手企業を中心に様々なモノやサービスが値上げされています。

今年の10月から、消費税も10%に増税となります。

そのタイミングでまた多くの企業がサービスを値上げしてくる事でしょう。

弊社の有料サービスは、消費税が8%に上がった2014年タイミングでは、消費税増税分をそのまま値下げという形を取り、価格を据え置きました。

今年10月の増税のタイミングで価格の改定を予定しております。

既存でサービスをご利用のお客様には、負担がないように10月の2%分の増税は、弊社側で負担させていただく予定です。

(増税後も支払い金額は、今と代わりません。)

10月以降の消費税10%になった後のご入会は、増税後の消費税10%が上乗った価格になるとお考えください。

増税前に契約していると料金は、お得です。

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企業がなぜ値上げをするか考えた事はありますでしょうか?

この記事をお読みの多くは、消費者である反面、企業に投資をする投資家であると考えています。

■消費者:「値上げ!?家計が苦しい!イヤだー!」

■投資家:「素晴らしい!株価を確認しよう!」

上記のように値上げに対してのイメージは異なるのです。

企業が値上げをする理由ですが、凄く簡単です。

儲ける」ため!

ただそれだけシンプルな話です。

原材料高騰・人材獲得不足など色々と背景は異なりますが企業側は、利益を出すために値上げするのです。

分かりやすく直近、サービスの値上げを発表したAmazonの有料会員向けサービス「Amazonプライム」を事例に解説します。

私のその一人ですがAmazonプライムの会員の方も多いかと思いますが先日サラっとAmazonから値上げの発表がありました。

年会費は3900円から1000円値上がりして4900円に、月会費は400円から100円値上がりして500円の値上げです。

元々の会費が安いので月100円の値上げであまり反発も少ないですが、これは企業側のマーティングとしては、よくあるケースなのです。

最初は、特別サービスで安く利用してもらい認知度が上がって、お客が増えてきたら値上げやサービスを改悪して、儲けを出しにいくのです。

私は、Amazonプライムがいずれ値上げする事を予め分かっていました。

「儲けにきたかー。上手いなー」と感じます。

私もAmazonプライムの消費者の一人ですが、サービスに満足していれば、100円くらい値上げされても解約しません。

しかし400円から500円の値上げは、大した事ないように感じるかもしれませんが値上がり率で考えた場合は、+25%です。

25%値上げする事によってAmazonが得る利益は、25%増どころの話ではありません。

原価80円の商品を100円で売っていた場合、利益は20円です。

しかし25%値上げして商品を125円で売れば、原価は、変わらず80円なので利益は、45円になります。

25%の値上げに成功すれば、企業は、20円の利益が45円となり2倍以上儲かります。

私は、今回の100円の値上げでプライム会員の解約者は、それほど出ないと予想します。

今回の値上げによってAmazonは、巨額の利益を得る事になる事でしょう。

本日、Amazonを事例に解説しましたがIT業界に限らず、この値上げの流れは、飲食、小売など多くの会社でも全く同じです。

企業名を出すとあまり好ましくないですが・・・

機能性の高い肌着(暖かい・冷たい)を売る大手衣料品店も最初は、安く商品を提供してその後、市場が伸びてきたら値上げをします。

銀座で人気の立ち食いで有名になった飲食店も同じです。

毎日、行列作らせて話題を作ってお店が軌道に乗ればその後、値上げして儲ける。

また大手コンビニの商品では、新発売が一番美味しく、量も多く提供して少しずつ質を変えたり、量を減らして実質値上げをするパターンもあります。

私の家族が、大手飲料メーカーの飲み物(紅茶)を毎日、数本飲み続けるというヘビーユーザーです。

しかしある日を堺にその商品の味は、一気に落ちて大改悪されていました。

しかしパッケージには・・・
「美味しくなって新登場」と書いています。

その飲み物は、私も好きで自称違いの分かる男の私も飲みましたが、人工的な下品な乳飲料特有の激甘の味となり、明らかに不味くなっていました。

もちろんその新しい味の方が好みの人もいるかもしれません。

しかし私は、原料や製法を見直してコスト削減して儲けにきたと推測します。

その他にも1リットルの牛乳の量を減らして手が小さいお子さまや握力が弱い高齢者でも持ちやすいように改良しましたと述べて値上げを誤魔化して叩かれる会社もあります。

値上げにも色々なやり方や方法があるのですが消費者に認めてもらい上手く値上げする事は、結構難しいの事なのです。

最後に本日お伝えした内容をまとめます。

■企業が、最初安く提供して、後から値上げするのは基本

■日本は、値上げに厳しいので、量や質を落として対応しがち

■上手く値上げに成功すると、会社は、物凄く儲かる

■上手く値上げに成功している会社があれば、株価を確認しよう

以上です。

皆様が普段ご利用しているサービスで値上げされてもそのまま利用しているモノがあれば、その会社は、値上げに成功しています。

消費者として、値上げイヤだーと嘆かずに投資家として、儲けるチャンスにしてください。

【本日のマネー実践タスク】

値上げに成功している会社を探してみましょう。

Source: サヤトレ

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