株式会社サヤトレの増田です。
本日は「投資信託(ファンド)」をテーマにお届けします。
投資信託(ファンド)という金融商品を
知らない方はこちらをお読みください。
【参考記事】
投資信託は、証券会社が販売する金融商品の中でも
金融機関側に利益が出る主力の金融商品です。
日本の個人投資家の多くもプロが運用している
投資信託なら安全を思い多くの人が購入しています。
そんな投資信託ですが大きく分けて2種類あります。
■インデックスファンド(パッシブファンド)
■アクティブファンド
上記の違いはこちらから・・・
【参考記事】
2種類ある投資信託ですがどちらが
投資成績が良いかという結論は
かなり昔から出ています。
アクティブファンドよりも
インデックスファンドの方が投資成績は良いのです。
この理論は30年以上前に「チャールズ・エリス」という
人物の「敗者のゲーム」という書籍にて書かれている理論です。
■敗者のゲーム
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私は、金融の勉強をしていた証券会社時代に
「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」を読み学びました。
■なぜ投資のプロはサルに負けるのか?
https://amzn.to/2KJ3ST7
上記の投資の理論については私個人も
実際にその通りであると考えています。
大きなファンドが日経平均株価の
パフォーマンスに勝つ事は結構難しいです。
(個人の少額は別の話です)
つまり、ほぼほぼ結論が出ているのです。
よって金融教育が進んでいるアメリカでは
預かり残高の多い投資信託の上位10位の
7本がインデックスファンドです。
海外の金融リテラシーの高い個人投資家は
ドルコスト平均でナスダック指数のような
インデックスファンドを長期で買い続けます。
個別銘柄を分析する人物はいらないので
外資の証券会社のアナリストはクビ切られています。
最近は、日本でも同じようになりつつあります。
そして今の日本の投信ランキングは
一体どうなっているでしょうか?
想像の通り日本で投資信託市場の
上位10位は全てアクティブファンドです。
そしてより残念な事に毎月配当型で
毎月分配金を銀行口座に出金して
かなり無駄なコストをかけています。
販売している証券会社員もこんなに
毎月分配して無駄と内心では分かっています。
しかし金融リテラシーの低い日本の
個人投資家が毎月分配を望むのです。
最近の傾向としては証券会社のお客は
比較的証券知識が高くなりつつあり
銀行の窓販で分配型投信が売れています。
私が証券会社を辞める時に分からない人も
そのうち気付くだろうと思っていましたが
正しい金融の知識が広まるには長い時間が
かかる事を最近、実感しています。
「個人投資家は、年々少し賢くなる!」
私は、ずっと上記のように考えています。
特にネットを使いこなす若い方が
正しい金融や投資の知識を得やすく有利です。
最近では手数料のかからない
インデックスファンドなども登場しています。
世間で投資のプロと言われているファンドマネージャーが
頑張って銘柄分析して運用した投資信託よりも
インデックスファンドの方が運用成績が良いという
投資の正しい情報が日本でも浸透してきているように感じます。
年々個人投資家の金融リテラシーは高まり賢くなります。
個人投資家の金融リテラシーが上がるほど
アクティブファンドは売れなくなる事でしょう。
そうなれば日本の投信業界もそれに合わせて
金融商品を改良していく必要が出てきます。
今、日本の投信市場はアクティブファンド中心ですが
これからはアメリカと同じようにインデックスファンドが
中心になってシェアは逆転していくと私は予想しています。
これが本来の正しい経済合理性に従った
投信市場の流れであると私は感じています。
本日お届けの内容は、弊社のクライアントでもあり
サヤトレをお使いいただいている資産運用会社様にとっては
自社商品を否定され、不快な内容になったかと思います。
個人投資家様のお役に立てるように中立的な立場から
私が正しいと感じる投資情報をお伝えさせていただきました。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
私は日本の個人投資家全体の金融リテラシーが
向上すれば、日本経済は明るくなると考えています。
ぜひ一緒に賢い個人投資家を目指しましょう。
【本日のマネー実践タスク】
アクティブファンドを保有している方は
そのファンドの運用成績をインデックスファンドと
比較してみましょう。
Source: サヤトレ