株式会社サヤトレの増田です。

本日は「金融機関の本人確認」をテーマにお届けします。

昨日は、総合証券会社のアナログ営業について書きました。

証券会社側の都合で今日中に買って欲しい投信や募集物(期限のある金融商品)がある際に「目論見書」という書類を投資家に交付しなくていけません。

今どき目論見書なんて購入者にネット上で確認してもらえば良いと思う方が多いですが総合証券会社のお客様は、ネットが使えない高齢者が多いので、それが無理なのです。

よって今日中に買ってもらいたい場合には、紙で印刷された目論見書を営業員が自宅までお届けして交付した証拠としてハンコを貰います。

金融機関や役所では「紙」「郵送」「ハンコ」などアナログな方法で契約や確認が行われているのです。

コロナを経てデジタル化やIT化は、今後の日本の課題になりました。

本当に実現して欲しいです。

紙やハンコや現金というアナログを使うと色々コスト増やトラブルの元になります。

■公務員が公的な文章を改ざんする

■証拠となる書類はシュレッダーしたので存在しない。

■本人なのにハンコが無いので本人確認が出来ない

■ハンコを持っていたら偽者でも本人扱い

■保険証(簡単に偽造可能)持っていたら本人扱い。

■選挙は、現金を配って当選する(キャッシュレスじゃ証拠が残る)

アナログは、上記のような問題が発生します。

(※デジタルでもまた別の問題は、発生します)

日経新聞の記事にてSBI証券から約1億円の資金が不正に送金されたニュースが出ていました。

■SBI証券、顧客資金9864万円が流出 偽口座に送金
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63905840W0A910C2EE9000/

記事を良く読むと分かると思いますが問題の本質は、SBI証券側ではなくゆうちょ銀行と三菱UFJ銀行側にあります。

お金は、SBIが全額保証するみたいです。

証券会社にあるお金は、本人名義の銀行口座にしか出金出来ません。

つまりゆうちょ銀行と三菱UFJ銀行では偽名の銀行口座が作られている事になります。

保険証や免許証なんて、その気になれば、私でも偽造して作れます。

身分証を偽造して窓口銀行員を数名騙すなんて難しくないでしょう。

しかし銀行側としては、大きな問題です。

企業側としては、目の前の方が本人かどうか判断するのは、難しく身分証・ハンコ・紙などのアナログを使った方法は、欠陥が多いです。

古い仕組みや体制の問題なので最新のITやデジタル技術を使った方法に切り替えていく必要があるでしょう。

今後新しく出来る「デジタル庁」では、このあたりの改革と効率化が進む事を願います。

日本にいる個人全員にマイナンバーがあるので紐づけて管理する事も難しくありません。

私は、世の中全体がトラブル無く便利になれば、いいと考えています。

それを実現出来る技術も方法も存在していても、実現しない背景が大人になって分かりました。

「何かを変えると損をする立場の人が反対するからです」

社会が便利でよくなるためのルール変更は、反対勢力の鎮圧や保証も必要になってきます。

「デジタル」や「IT活用」は、今後、避ける事が出来ない課題です。

アナログ対応している方や恩恵を受けている方は、面白くないかもしれませんが時代の流れに逆らわず変化する事を受け入れてみてはいかがでしょうか?

社会のトラブルや問題が解決して安心して生活ができる世の中になる事を願っています。

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The post アナログからデジタルの時代へ(金融機関の本人確認) first appeared on サヤトレ通信.

Source: サヤトレ

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