株式会社サヤトレの増田です。

本日は「GNT」をテーマにお届けします。

約10年間日刊でメルマガを書きその過去記事をブログにまとめてきました。

その中で最も多く読まれている記事がこちらです。

私が学生時代に就職活動で関わった世間一般であまり名前を聞かないけれどとても素晴らしい技術を持った企業の紹介です。

その中でもニッチですが何かの分野において世界的にトップシェアを持っている会社をグローバルニッチトップ(GNT)と言います。

本日は、グローバルニッチトップ(GNT)企業への投資をテーマにお届けします。

グローバルニッチトップ(GNT)企業が大好きな私は、証券マンになった際にお客の投資家に推奨していました。

■先輩「増田何の銘柄お客に勧めてるん?」

■増田「ナブテスコとか、アルバックです。」

■先輩「渋いとこ行き過ぎやろ(笑)買ってくれるか?」

■増田「まぁ、会社を説明する所からスタートですよね・・・」

グローバルニッチトップ(GNT)企業の特徴としては、製品を開発する技術力は、とても凄いのですが、その凄い技術を表に出していく広報的な活動が弱いです。

作っている製品が難しいので上手く説明が出来ないのだと思います。

最近でこそ、CMするGNT企業もありますがそもそも会社の存在が知られていないので、個人投資家は、辿り着く事が出来ない銘柄なのです。

凄い技術を持っていても、それをアピールしない会社もあれば、大した技術ではないけれど、見せ方が上手く株価を上げている会社も多くあります。

結局の所、投資家は、株価が上がる銘柄に投資します。

結果的にGNT企業の株価は、注目度が低くお金が集まりにくく、株価は、上がりにくいのです。

とは言え10年前の私は、凄い技術を持った会社なら下町ロケットみたいな感じで、いつか評価される。

そんな風に考えていました。

しかし実際に私が大好きだったGNT企業で働く方にお会いした際に話を聞いて、考え方が変わりました。

■増田「GNT企業で働いているの凄いですね。」

■GNT企業の方「うちメッチャ凄いですよ。本当に凄い!」

■増田「なんで株上がらないんですか?」

■GNT企業の方「うちの株は上がりませんよ。だって誰も誰も知らないでしょ?経営陣も株価を上げるとか、社名を広めるとか考えてない。ダメな会社なんです。」

■増田「なるほど・・・」

GNT企業の株価があまり上がらない理由を直接、その会社の方から聞いて、正直私は、なるほどと思ってしまいました。

GNT企業は、派手さがありません。

社長や経営陣の多くが理系出身で職人気質なイメージです。

株式市場のニュースを賑わせるようなニュースもなく株式市場全体が上がっている時にも無難に上がり。

下がる時にも無難に下がります。

その一方で市場のニュースを賑わせる人気の銘柄は、株価が上がる時には、派手に大きく上がるのです。

そして下がる時には、普通に下がります。

その結果、株価は、日経平均よりも高くアウトパフォームになる可能性が高いです。

株式市場での注目度は、株価上げる要因です。

そして日本の上場企業と言ってもその売買の半分以上は、外国人による売買です。

日本人でも知らないようなグローバルニッチトップ(GNT)企業を外国人が見つけるのは、困難です。

グローバルニッチトップ(GNT)企業への投資について、私の意見をまとめると・・・

グローバルニッチトップ(GNT)企業は、凄い技術を持って、堅実に経営していても派手さがないので、知られる機会が少なく結果的に株価は、上がりにくい。

これが私の結論です。

グローバルニッチトップ(GNT)企業に就職するのは、とてもおススメですが株価がアウトパフォームするかは、分かりません。

私個人は、グローバルニッチトップ(GNT)企業が大好きなので今後も応援したい考えです。

グローバルニッチトップ(GNT)企業ブームが来て投資家に評価される時代になれば、いいなと感じています。

以上が、グローバルニッチトップ(GNT)企業の特徴と投資に対する私個人の意見をお届けしました。

皆様の投資、資産運用の参考になれば幸いです。

■個人投資家オンラインコミュニティー「CRANEs」への招待(無料)
http://sayatrade.co.jp/slack.html

■「CRANEs」メンバーの方はこちらから
https://sayatrade.slack.com/

■「CRANEs」の加入方法解説
http://sayatore.com/blog/2020/03/11/10867

Source: サヤトレ

おすすめの記事